タイ就職に向いている人とは?10のポイントと失敗しない為の考え方

タイ就職に興味はあるものの、「自分は本当に向いているのか」「日本と同じ感覚で働けるのか」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
事実、タイの職場は日本と働き方に対する価値観や基準が異なる部分も多いため、向き不向きが比較的はっきり分かれます。
今回は、人材会社ではたらく筆者の視点からタイ就職に向いている人の特徴を10のチェックポイントとして整理しました。
後半では失敗しないために知っておくべき3つのポイントもご紹介しています。
タイ就職を検討中の方は、ぜひ自己診断として活用してみてください。
この記事の目次
タイ就職に向いている人【10のチェックポイント】
以下ではタイ就職に向いている人の特徴を10個挙げています。
あくまで特徴ですので、すべてに当てはまっていない人はやめておいた方が良いという話ではありません。
ただし、当てはまっているポイントが多い人の方が、より楽しく実りあるタイ生活を送ることが出来るでしょう。
いずれのポイントも意識次第で身に付けられるものがほとんどなので、以下を参考にしつつ、自身の言動や考え方にも落とし込んで行けると良いかもしれません。
1.完璧な環境でなくても前向きに対応できる
タイでは「決まっていない」「急に変わる」ことが日常茶飯事。レストランの予約ひとつとっても、思い通りにいかないことがあります。
これは仕事をする上でも同じです。
客先の予定や社内の方針が急に変わることは少なくなく、何かトラブルが起こった場合でも曖昧な対応しかして貰えないというケースは当たり前に起こります。
このような日常/職場での不便さや曖昧さを寛大に受け入れられる人の方が、タイ就職においてはストレスが溜まりにくいでしょう。
2.指示待ちではなく自分で動ける
タイ就職においては「業務範囲は決まっているけれど業務範囲外も担当せざるを得ない」という立ち位置に立たされる日本人が多いです。
特に日本人主導の職場においてはタイ人マネジメント層が育っていない場合も多く、あらゆる場面でリーダーシップを発揮しながらタイ人スタッフたちを引っ張っていく必要があります。
これは、いちスタッフとして採用された場合でも例外ではありません。
上司の指示を待って動く人ではなく主体的に動き、周りを巻き込んで行動できる人の方が評価されやすい傾向があります。
3.文化や価値観の違いを楽しめる
タイの職場では時間感覚や報連相、上下関係など、日本人の感覚とは異なる部分が多々あります。
それに対して「国が違えば文化も違って当たり前」と思える柔軟さがある人は、その感覚を大切にしてください。
違いを受け入れつつ、その違いに染まらずに上手く良いとこ取りができる人はタイのみならずどこの国で就職しても、現地スタッフとも日本人上司とも良い関係を構築できるでしょう。
4.英語(またはタイ語)での意思疎通に抵抗がない
タイ就職で大きなハードルのひとつとなるのが言語です。
英語やタイ語が出来ない人の場合、流暢に話すことに重きを置くことよりも、間違っていてもどうにか伝えようとする姿勢の方が大切。
語学に対する苦手意識が強すぎると、仕事以前に周囲との壁を感じやすくなってしまいます。
間違っていても、とにかく話そうとする姿勢がある人の方がタイ就職には向いていると言えるでしょう。
5.給与・待遇に過度な期待をしていない
タイの現地採用向け求人は、日本よりも給与が安くなりがちで、待遇面も薄い場合が多いです。
そのため、日本の現職よりも年収アップを求める方にとっては、理想と現実のギャップが大きくなってしまいそう。
※職種・業種によっては給与アップも狙えますが人によります。
タイ就職やタイ移住の期間は「経験」や「海外キャリア」に重きを置く期間と捉えられる人の方が、タイ就職は向いていると思います。
6.物事を大らかに受け止められる
1番と通じるものがあるのですが、タイの職場ではあまり細かなミスは気にしない人が多いです。
他人のちょっとの遅刻や小さな報告ミスなどがいちいち気になってしまうような人は、タイの職場ではストレスが溜まってしまう可能性が非常に高いです。
小さなことは気にせずドーンと構えて大らかに受け止められる人の方が、タイ就職を実現した後でもストレスを溜め込みにくいでしょう。
7.長期的なキャリアプランが明確にある
なぜタイ就職がしたいのか?タイ就職後にどんなキャリアを築いていきたいのか?
この問いに明確に答えられる人は強いです。
タイの就職活動は選べる職種の幅が日本よりも狭く、迷っていると人材会社の担当者や企業の面接官の意見に流されてしまいがち。
気が付くと希望していない職への内定が決まってしまい、仕事にもやりがいを感じられずに短期間で退職→本帰国という悲しい流れになってしまう危険性もあります。
一方で、これが明確にある人は、就職活動時の仕事選びから慎重に仕事を選ぶことができ、企業や人材会社とも対等に話しながらタイ就職の成功を勝ち取ることが出来るでしょう。
8.生活面も含めて海外を楽しめる
タイ就職を目指す人はどうしてもタイでの「仕事」に重きを置きがち。
しかし、仕事と同じくらいプライベートの環境も大切です。
そのため、タイでの生活を楽しめるかどうかという点もタイ就職で失敗しない為には重要な判断基準となるでしょう。
プライベートでタイ生活を楽しめない人は、仕事でストレスが溜まったり辛いことが起きてしまったりした場合に逃げ場を失ってしまいます。
タイで生活できるかどうか不安な人は一度タイを訪れ、暮らす感覚での滞在を試してみることをおすすめします。
9.困った時に人を頼れる
海外生活は孤独を感じやすいです。孤独だからこそ一人で抱え込まないことが大切。
新しい土地や環境で相談できる相手を作れる人は、結果的に失敗しにくいです。
これまでどんなトラブルや悩みも一人で解決してきたという人であっても、海外では言葉や文化の違いがどうしてもハードルとなってしまいます。
困ったら誰かに頼る。悩み事を相談できる相手を作る。
孤独を感じやすい海外生活だからこそ、意識しておきたい感覚です。
10.一人の時間も楽しめる
前項と真逆このことを言いますが、海外生活は一人時間が平気な人の方が失敗しにくいです。
これまで家族や友人に囲まれてきた人も、海を越えて海外に出てきてしまうと気軽に会える気心知れた人がいなくなってしまいます。
ですので、常に誰かと連絡を取っていたい人や、休みの日は予定が入っていないと寂しくなってしまうタイプの人は、現地での交友関係が広がる前にホームシックになって挫折してしまう場合があるのです。
タイ就職で失敗しないための3つの注意点
前項はいくつ当てはまりましたか?
当てはまる項目が少なかった人はタイ就職で失敗してしまうという訳ではないので、自己分析のきっかけとして受け止めて頂けると嬉しいです。
次の項目ではタイ就職で失敗しない為に気を付けておきたい3つのポイントをご紹介します。
以下のポイントは、仕事を選ぶうえで気を付けておきたい点です。
仕事内容と役割をできる限り具体的に確認する
タイ就職では「仕事内容」と「役割(職責)」が曖昧になりがち。
日本人だから、誰も出来る人がいないから、という理由で気が付くと業務範囲が広くなってしまっているというのは「あるある」です。
応募する仕事を選ぶ際や面接時、オファーが出たタイミングなど、働き始める前に「この仕事における自分の期待値は何なのか」を確認しておきましょう。
これは、仕事をする上で自分の業務範囲を明確に把握しておくというのが大きな目的です。
しかし、この質問は所謂ブラック企業への就職を回避する事や、試用期間中の不当な解雇に合うリスクを避けることにも繋がります。
業務内容と自分の役割は何なのか?そして、どのような結果を出すことで評価してもらえるのか?というのは事前に確認しておくことをおすすめします。
日本基準で比較しすぎない
仕事を選ぶ際、給与や福利厚生、勤務形態などあらゆる面を日本と比較しすぎないようにしましょう。
日本とタイでは物価も日本人向け求人のマーケットも全く異なります。
興味のある求人が日本と比較してどうかではなく、タイ国内のマーケットの中でどうかという点を意識しながら仕事選びをする事をおすすめします。
この考え方はタイ就職後も持っておきたいです。
職場の同僚の働き方に対して、自分が任された仕事に対して、上長からの評価に対してなど、あらゆる場面で「日本の会社だったらこうなのに…」と考えるのではなく、タイ国内の他社と比べてどうか?同じような環境で働く仲間と比べてどうか?ということを基準にした方が、自身の境遇や立ち位置などを客観的に評価しやすいでしょう。
一人で決めず、第三者に相談する
タイ就職を成功させたい気持ちばかりが先走り、結果的に希望にあまり沿っていない会社に就職することになった。
1人で就職活動を進めると、このようなことは容易に起こります。
そのため、就職先や応募する企業を決める際は、第三者に相談しましょう。
それは家族でも友人でも構いませんし、現地の事情をよく知る人材会社の担当者でも構いません。
第三者に意見を聞くことで自身の状況を客観視することができ、より冷静な判断をすることが出来るでしょう。
まとめ
タイ就職は、向いている人にとっては大きなチャンスになります。
大切なのは「憧れ」だけで判断せず、自分の性格・価値観・キャリア観と照らし合わせること。
何度も申し上げますが、今回の10のチェックポイントに当てはまっていない人はタイ就職をあきらめた方が良いということを話しているのではありません。
あくまで「こんな人が向いている」という一つの指標です。
当てはまらないポイントが多い人も心配することなかれ。
今回挙げたポイントは、タイ就職やタイ生活をより充実したものに変える為にどのような考え方や行動をするべきかという点のヒントになるでしょう。
自己の分析や評価にも活用できるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
以下のふたつはタイの職場文化や働き方などの理解に役立つので、興味のある方は是非併せてご覧ください。
▶タイの働き方とは?日本とは違うタイの職場文化あるある10選
▶タイ就職のメリット・デメリット|経験者が語る現地就職のリアル
タイワークラボ編集部

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