タイ就職・転職成功のカギ|求人市場の理解と効率の良い仕事の探し方

東南アジアの中心に位置するタイは、多くの日本人が働く人気の海外転職先です。

しかし、職種や業界によって求人数や必要スキルは大きく異なり、やみくもに応募しても思うような結果が得られないことも。

本記事では、タイの求人市場の現状と人気職種、転職活動を効率よく進めるステップ、そして成功のカギとなる情報収集の方法をわかりやすく解説します。

タイで就職や転職を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

タイの求人市場とは?

日系企業が6,000社以上進出しているタイには、製造業からサービス業まで幅広い分野で日本人の需要があります。

中でも日系企業の多いバンコクやチョンブリなどでは、現地採用を中心とした多くの求人を見つけることが出来るでしょう。

現地採用の給与水準は月6万〜10万バーツが相場。専門スキル次第ではさらに上を目指すこともできます。

まずは、自分の経験がどの分野で活かせるのかを理解することが第一歩です。

この章では日本人向けの求人数が多い職種や、タイの転職市場で人気の業界についてご紹介します。

日本人向けの求人数が多い職種

まずはタイで企業側のニーズがあるのはどんな仕事なのか確認しましょう。

タイでのニーズを知るには、海外転職・就職向けの求人サイトでタイの求人数をチェックするのがいちばん。

以下に「カモメアジア」の職種別求人数を多い順に5つまとめてみました。
※2025年11月4日時点の情報です。

職種求人数(件)
営業・企画・マーケティング609
技術系専門職(製造業エンジニア、開発・研究)283
IT・通信・WEBサービス280
事務・総務・経理・財務・秘書211
マネージャー・管理職204

最も多いのは営業・企画・マーケティングのポジション。その中身を見てみると営業の求人数が圧倒的に多いという結果でした。

IT・通信・WEBサービスに関しても半数近くがIT営業やプリセールスなど、IT業界での営業職の求人でした。

つまり、タイで日本人のニーズが最も多いのは営業職であると言えます。

ちなみに下の4つの求人数はあまり差がないため、タイミングによって上下します。

タイ転職市場で人気の業界とその理由

タイの日系企業の多くは製造業や物流業およびそれに関わるサービス業です。日本から駐在に来る人の多くがこれらの業種に携わっています。

そんなタイで人気がある業界は、専門商社やIT・通信業。この業界が人気になる大きな要因の一つは「バンコク勤務」であることです。

製造や物流は福利厚生がしっかりしていて安定している会社が多いの点が魅力です。

しかし、工場や倉庫はバンコクの中心部から1時間以上離れた郊外に位置しているケースが多く、車がなければ通勤が困難です。そのため、バンコクから離れれば離れるほど人気が無くなっていきます。

一方で商社やIT系企業の多くはバンコクのBTSやMRT沿いにオフィスを構えるため通勤も楽。福利厚生が少なくても、こちらの方が魅力的に感じる人が多いのでしょう。

また、昨今の自動車業界の業績不振から、自動車系製造業関連会社の人気は落ちています。

その一方で、IT系やサービス系などの幅広い業種と関われるような会社に魅力を感じる人が増加傾向に


タイでの転職活動を効率よく進める3つのステップ

タイで転職を成功させるには、事前準備から内定・ビザ取得までの流れを理解することが大切です。

焦って応募を繰り返すよりも段階的に行動することで、自分に合った求人を効率的に見つけることができます。

転職活動では以下の3つのステップに沿ってひとつずつクリアしていくのがおすすめです。

タイ転職活動の3ステップ

  1. 自己分析と市場リサーチ
  2. 転職サイトやエージェントへの登録
  3. 求人への応募⇒選考⇒面接

この流れを経て晴れて内定が出たら、現職の退職手続きや入社準備(ビザ手続きなど)のフェーズへ移行します。

それぞれのステップについて詳しく解説して

自己分析と市場リサーチ

仕事選びにおいて自己分析と市場調査はとても大切です。

これは日本で就職/転職活動をする人も聞いたことがあるのではないでしょうか。

長所や短所、仕事への向き合い方や興味の範囲など、あらゆる方面から自分自身を見つめ直すことで、自分のやりたい仕事や出来る仕事についての理解が深まります。

タイ就職/転職においては「なぜタイで働きたいのか?」「タイで働いてどうなりたいのか?」などの点も、自己分析の時に深掘りしておくといいでしょう。

自己分析で働くイメージがついたら、次は求人市場の調査です。

自分がタイでやりたい仕事の求人数、給与相場、福利厚生、必要資格/経験などを調べることで、働くイメージがより明確化します。

ちなみに、「やりたいこと・向いていること」と「できること」は異なる人が多いです。

自己分析と市場理解を通して自分に足りないものを把握するのも大切と言えます。

転職サイトやエージェントへの登録

次のステップでは転職サイトやエージェントへの登録を行いましょう。

タイでの転職活動は海外就職特化の求人サイトを活用したり、転職エージェントに登録をして仕事を紹介してもらうのが主流です。

転職サイトはスカウト機能があるため、受け身での転職活動も可能。登録をしてスカウトを待ちながら掲載企業へ自分で直接応募するのが効率の良い方法です。

転職エージェントは、登録しておけば自分に合った仕事を紹介してくれます。

非公開求人を持っている会社が多いので、タイ転職においてエージェント登録は必須です。

求人への応募⇒選考⇒面接

サイトやエージェントの登録が済んだら、あとは気になる求人へ応募するのみ。

応募から内定までのリードタイムはおよそ1.5か月~3か月。選考プロセスは日本と比較すると短い会社が多いです。

日本在住の場合はオンライン面接が可能。しかし多くの会社では最終面接は対面面接を採用しています。※最近はオンラインのみで完結するケースも増えてきています。


転職成功のカギを握るのは「情報収集」

タイ転職で最も重要なのは、信頼できる情報をどれだけ持っているかです。

求人情報だけでなく企業文化や現地の生活コストなどを把握しておくと、入社後/タイ移住後のミスマッチを防げます。

海外転職に特化した求人サイトタイ就職特化のエージェントを活用すると、効率的に最新情報を得られるのでおすすめです。

海外就職向けの求人サイト登録

まず登録すべきは、海外就職に特化した求人サイト

代表的なサイトは下記の通り。

海外転職に強い求人サイト

  • カモメアジア:アジア圏の求人に特化。大手リクルート会社が運営しているためタイでの認知度が高い。
  • タイスカウト:タイの求人に特化。2025年にできたばかりのサイトのため求人数の増加はこれから。
  • ビズリーチ:日本と海外両方の求人あり。ハイクラス人材の転職には最もおすすめ。
  • 海外ジョブ:アジア以外の海外求人もあるため求人数は多いがタイに限定すると少なめ。

勤務国をタイに絞りたい場合は、カモメアジアとタイスカウトはマスト。残りは余力があればくらいのおすすめ度です。

尚、迷ったら全てに登録しておくのがおすすめ。

どのサイトにもスカウト機能があるため、とりあえず全て登録して自分の市場価値を確認するのにも使えます。

タイ就職・転職のおすすめエージェント

次はタイ就職や転職に特化した人材紹介エージェントへ登録しましょう。

エージェントへ登録するとエージェント側の担当者と面談を行った後に求人を紹介してもらうという流れになります。

担当者は企業側のニーズをよく把握しているため、求人応募後に面接が決まれば、面接前に対策やアドバイスをして貰えます。

また、企業側へ紹介者のアピールもおこなってくれるため、履歴書や職務経歴書へ書ききれないアイデンティティの部分やスキル/経験面などを求人企業に伝えてもらうことが出来ます。

タイにはたくさんの転職エージェントがありますが、その中でも以下は求人数も多く、多角的に求人を紹介して貰えるでしょう。

海外転職に強い求人サイト

  • Reeracoen Thailand:ネオキャリアのタイ法人。若手からシニアまで求人の幅が広く、駐在員採用の求人もあり。
  • JAC Recruitment:外資系企業ながら日本人向け求人専門の担当者がいる。二人三脚での転職活動ができる。
  • パーソネルコンサルタント:タイNo.1の転職エージェント。企業の進出サポートもおこなっているためスタートアップやベンチャーの求人も多い。

上記は求人数が多くて人気がある分、登録者も多いです。そのため、担当してもらうキャリアアドバイザーとの信頼関係構築も成功のカギとなります。

キャリアアドバイザーとの面談は面接ではありませんが、1時間程度の短い時間で「この人にいい仕事を紹介したい!」と思ってもらえるようなアプローチは必須と考えた方が良いでしょう。


まとめ

タイ転職を成功させるためには、市場理解・計画的な行動・正確な情報収集が必要不可欠。

自己分析と市場のニーズ調査が終わったら、信頼できる求人サイトとエージェントを積極的に活用しましょう!

キャリアアドバイザーと良い関係を築くことで、より多くの求人を紹介して貰える可能性がでてきます。

もちろんキャリアアップや給与アップは自身のスキルや経験が伴っているかも重要なポイントです。

思い付きでやみくもに行動せずに、しっかりと自己分析や状況把握をしながら、余裕を持って転職活動を進めて行ってくださいね。

タイワークラボ編集部

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